愛和塾には飛田給・西調布・武蔵野台・白糸台周辺の小中学生が通っています。主に都立高校志望の非通塾者に向けて勉強法を記述しました。

数量編

ア 方程式

①一次方程式

解法:係数に小数や分数がある場合には適当な数を掛けだり割ったりすることで、係数が最も簡単な整数になるようにします。
移項を使ってxを含む項左辺(または右辺)に、含まない項を右辺(または左辺)にまとめ、xの係数の逆数を両辺に掛けます。括弧の    前にマイナスがついていて括弧内が引き算の場合は注意が必要です。
-2(3x-5)=-6X+10となります。
利用:何(一般的には求めなさいと言われているもの)をxと定義するかが最も大切なことです。文字は一つしか使えないのでもう一方をxを使った式で表すことが必要になります。等しい関係にある2つの数量を=の左右に表します。方程式を解きます。という手順です。
問題のパターンには「和と差」「代金」「分配」「増減」「平均」「過不足」「規則性」「速さ」「割合」「濃度」「全体を1とする」のどざっと挙げただけでも10以上あります。例題の解説を良く理解した上で、類題に自力で解けるようになるまで取り組みます。

②連立方程式

解法:2つの式を(ア)(イ)などと定義(名付け)します。
係数に小数や分数がある場合には、一次方程式と同様に係数が最も簡 単な整数になるように整理します。(ア)を整理した式を(ア)’とします。「代入法」と「加減法」のどちらが適しているかを判断します。
「加減法」なら(ア)’×3-(イ)’×4のようにどういう計算をしたのか を必ず書いていきます。
利用:最初に何(一般的には求めなさいと言われているもの)をX何(求めな さいと言われているもう一つもの)をYにするのかを定義します。
問題文を読んで等しい数量の関係を2つ見つけ、それぞれをx,y の方程式で表す。
この2つ方程式を連立方程式として解く。
問題のパターンには「整数」「代金」「速さ」「割合」「濃度」に関する 問題などがあります。例題の解説を良く理解した上で、類題に自力で解 けるようになるまで取り組みます。

③二次方程式

記号を多く使うので、PDFファイルを貼り付けています。

中学生の勉強法 数学1

イ 関数

xの値を決めるとyの値も1つ決まるとき、yはxの関数であるという。
変数、定数、変域などの意味をしっかりと理解することが大切です。

①正・反比例

比例:y=ax(aは0でない定数)

反比例:y=(aは比例定数)

比例の式の求め方
y=axとおく。与えられているxとyの値をこの式に代入しaを求め、

x=2,y=8なら  8=2a → a=4
これをy=axのaに代入すればよい。
y=4x(これが求める比例式)
比例のグラフ:原点O(0,0)を通る直線となる
a>0のとき、右上がりの直線
a<0のとき、右下がりの直線
グラフの書き方:対応する1組みのx,yの値を求め、点(x,y)をとる。
点(x,y)と原点O(0,0)通る直線を引く
利用の問題では、x,yとも変域を考える必要があります。
グラフの読み取り:原点を通る直線は、必ず比例を表しています。
直線が通っている1つの点の座標を読み取る。
y=axに、この点のx座標の値をxにy座標の値をyに代入し、aの値を求める。
反比例の式の求め方
y=とおく。与えられているxとyの値をこの式に代入しaを求め、
x=2,y=8なら   8=  → a=16
(y= を変形して xy=aとしてそれに代入すると求めやすい)
これをy= のa に代入すればよい。
y=  (これが求める反比例の式)
反比例のグラフ:原点Oに関して対称な、なめらかな曲線(双曲線)になる。
a>0のとき、グラフは座標軸の右上と左下
a<0のとき、グラフは座標軸の左上と右下
グラフの書き方:対応するx,yの値の組みを多数求め、点でとっていく。
これらの点をなめらかな曲線で結んでいく
グラフの読み取り:グラフが通っている1つの点の座標を読みとる。
y= を変形して xy=aとしてそれに代入し
aの値を求める。

②一次関数

yがxの関数で、yがxの1次式で表されるとき、yはxの1次関数であるといいます。
1次関数は一般にy=ax+b(a,bは定数、a≠0)とあらわします。

b=0のとき、y=axとなり比例を表します。比例は1次関数の特別な場場合ということになります。
水槽に一定の割合で水を入れる場合、入れ始めてからの時間をx分、たまった水の量をyLとすると、はじめから水がbL入っていれば1次関数、入ってbは0なので比例と言うことになります。
変化の割合:xの増加量に対するyの増加量の割合
yの増加量
変化の割合=────── =a(常に一定です)
xの増加量
1次関数のグラフ:1次関数y=ax+bのグラフは、比例y=axのグラフをy軸の正の方向にbだけ平行移動させた直線です。
aが傾き(変化の割合)、bが切片(y軸との交点)
a>0のとき、右上がりの直線(比例と同じです)
a<0のとき、右下がりの直線(比例と同じです)
グラフの書き方:y軸上の(o.b)をとり、(o.b)から右へ1、上へa
だけ進んだ点をとる。この2点を通る直線をひく
直線の式の求め方:必ずy=ax+bとおいてから
「傾きと通る1点の座標が与えられている」
傾きが2で、1点の座標が(1.4)なら、
a=2だから、aに2を代入し(y=2x+b)、
上の式のxに1をyに4を代入する(4=2+b→b=2)
求める直線の式は、y=2x+2
「切片と通る1点の座標が与えられている」
切片が-2で、1点の座標が(-2.4)なら、
b=-2だから、bに-2を代入し(y=ax-2)
上の式のxに-2をyに4を代入する(4=-2a-2→a=-3)
求める直線の式は、y=-3x-2
「通る2点の座標が与えられている」
点(1,3)と点(2,5)を通るなら
点(1,3)を通るから、xに1、yに3を代入し(3=a+b)
点(2,5)を通るから、xに2、yに5を代入し(5=2a+b)
上の2つの式を連立方程式として解き、a=2,b=1
求める直線の式は、y=2x+1
「通る1点と平行な直線の式が与えられている」
点(2.-5)を通り、直線y=-2x+3と平行な直線
平行な直線と傾きが等しいから→a=-2  (y=-2x+b)
点(2.-5)を通るから、上の式にxに2、yに-5を代入し
(-5=-2×2+b→b=-1)
求める直線の式は、y=-2x-1
2直線の交点の座標の求め方
2つの直線の式を組にした連立方程式を解いて求めます。
グラフが問題に書かれている場合には、グラフ上で傾きを読み取ります。
(一方からもう一方の式を引けばbが消去されaだけの式になります)
グラフ上の任意のの2点の座標から傾きを読み取る
xの増加量は右の点のx座標から左の点のx座標を引く
yの増加量は上の点のy座標から下の点のy座標を引く
例えば、点(1,3)と点(-2,1)なら
yの増加量     3-(-1)       4
変化の割合=────── =────── =─── =傾き(a)
xの増加量     1-(-2)       3
傾き(a)をどちらかの直線の式に代入して切片(b)を求めます。
1次関数のグラフと図形
「直線と三角形の面積」
2直線の交点の座標の求め方(上記)で3点の座標を求め
三角形の底辺や高さの長さを3点の座標から読み取る
「三角形の面積の2等分線」
点Aを通り、△ABCの面積をの2等分する直線の式を求める
点A以外の2点を結んだ線分BCの中点をMとし、
中点の座標は、B(-5,-3),C(3,1)の場合なら
(-5+3),(-3+1)
M───────────   → M(-1,-1)
2          2
AとMを結んだ直線(直線AM)の式を求めればよい。
1次関数の利用
「ばねばかりにxgのおもりを下げたときのバネの長さをy㎝とする」
「水量の変化1次関数」
水がbL入っている水槽に、毎分aLの割合で水を入れていったときのx分後の水の量をyLとする」
グラフが与えられていて、水量の増減から1次関数の式を導き出す。
「速さと1次関数」
グラフが与えられていて、ある時間内の速さを読み取る。
遅れて出発した方が、何時追いつくか。時刻(時間)と距離を求める。
「点の移動と1次関数」
点Pが長方形ABCD上を一定の速さで動くとき、x秒後の△APDの面積をy㎠ とするときのxとyの関係を式で表す。
場合分けをして考えます。
点PがAB上、BC上、CD上を動くときのそれぞれの
xとyの変域と関係を表す式(1次関数)を求める

③y=ax2  (yはx2 に比例する関数)

(X2はXの2乗を意味します。以下文字の右の数字は指数を表すこととして呼んでください。)
xの値がn倍になるとそれに対応するyの値はnの2乗倍になる。
「比例定数の求め方」
正比例と同じだが、y=ax2 の式にxとyの値を代入して求める。
「y=ax2 のグラフ」
放物線と呼ばれる曲線となる。
原点を通り、y軸について対称となる。
a>0のときは、上に開き、a<0のときは、下に開く。
aの絶対値が大きいほど、放物線はy軸に近づく(幅が小さくなる)
「y=ax2 のグラフとyの変域」
xの変域が0をまたがなければ、yの変域は、xの最小値・最大値を代入して得られた値となる。
xの変域が0をまたぐときには、
a>0ならば、yの最小値は0、最大値はxの変域の絶対値が大きい方を代入した値となる。
a<0ならば、yの最大値は0、最小値はxの変域の絶対値が大きい方を代入した値となる。
「関数の変化の割合」
y=ax2 では変化の割合は、xの範囲によって刻々と変化する。
【具体例】y=2x2で
x値が1から3まで増加するときの変化の割合
yの増加量    18-2  16
変化の割合=──────=────=── =8
xの増加量     3-1    2
(~までの値から~からの値を引く)
y=ax2 で、x値がpからqまで増加するときの変化の割合は
a(p+q)となる(これを覚えておくと計算が楽になります。)
上の例では、a=2,p=1,q=3だから
2(1+3)=2×4=8  と簡単に求められます。
「2乗に比例する関数と図形」
放物線 y=ax2 と直線y=mx+nの交点の座標
交点の座標を求めるのだから、上の2つの式の連立方程式を解 けばよい。
左辺は両方の式ともyなので右辺どおしを=で結んで2次方程 式とする。

ax2  = mx+n  →  ax2 -mx+n=0
【具体例】放物線 y=x2 と直線y=x+2の交点の座標
x2 =x+2  →  x2 -x-2=0   x=-1,2
x=-1をどちらかに代入してy=1   (-1,1)
x=2をどちらかに代入してy=4     (2,4)

「放物線と図形」
【具体例】放物線 y=x2 の上に点A,Bが、と放物線 y= x2 の上に点C,Dをとり、

4辺が座標軸に平行であるような長方形ABCDをつくる。四角形ABCDが正方形になるときの点A
の座標を求めよ。
解法:点Aのx座標をaとするとy=x2 の上あるからy座標は

a2 となり、A(a,a2 )。点BはAとy軸について対称
だからy座標はAとひとしくなり、B(-a,a2 )
AB=a-(-a)=2a   (前述の通り右から左を引く)
点Dのx座標はAと同じだからa、y座標はy= x2 の上
にあるからa2 となり、D(a,a2 )
AD=a2 -a2 = a2
AB=ADならば正方形になるから      2a= a2    3a2 -8a=0   a=0,
a>0だから  a=
「放物線と三角形の面積」
放物線y=ax2 と直線y=mx+nの2つの交点A,Bと原点O
を結んでできる△ABOの面積を求める問題
【具体例】点AとBの座標が与えられていれば、どちらかの点の座標を

放物線y=ax2 に代入すれば比例定数aを求めら              れる。(式ア)
直線y=mx+nに点AとBの座標を代入した2の式の連立方程式を解くことでm,n が決まり、直線ABの式        も求められる。(式イ)
直線ABとy軸との交点をDとし、(Dのy座標はn)
△ABO=△ADO+△BDO
ODの長さは△ADOと△BDO共通の底辺、
、                              △ADO+△BDO高さの和は点A,Bのx軸の差となる

△ABO=── × n×(△ADO+△BDO高さの和)

【具体例】放物線y=ax2 と直線y=mx+nの両者の
a , m ,n が与えられていて、交点A,Bの座標が分かっていない場合には、
放物線y=ax2 と直線y=mx+nの連立方程式を解いて、点A,B,Dの座標を求めれば、
その後は、上記具体れてと同じ解法で解くことができる。

ウ 図形

図形を多く使うことになるので、現在準備中です。

①作図

準備中です。

②合同の証明

準備中です。

③相似

準備中です。

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