愛和塾には飛田給・西調布・武蔵野台・白糸台周辺の小中学生が通っています。主に都立高校志望の非通塾者に向けて勉強法を記述しました。

地理

ア 地理

勉強するときには、常に「白地図」「地図帳」「資料集(統計)」などを手元に置いて「教科書」や「ノート」を使ってしっかり理解することです。理解すると何を憶えることが必要なのかが分かってきます。その上でそれらの事項を憶え込みます。 憶えられたかどうかを試すには、一晩眠ることをお勧めします。憶えたと思ったことでも翌朝やり直してみると、結構忘れてしまっています。一晩眠っても忘れていないことは少なくとも一度は憶えたと思って良いでしょう。 そのようにして憶えたことを「白地図」に書き込んでいきます。未だ理解してもいないこと憶えてもいないことを書き込んではいけません。理解する手助けとなるのが「地図帳」「資料集(統計)」です。これらをそのまま憶える必要はありませんし、そんなことはできるはずもありません。 定期試験前などに、一生懸命にノートをもう一度写したり、教科書に載っている地図をきれいに写して、勉強している気になっている人をよく見かけますが、それは時間がかかっても憶えたことにはなりません。憶えられた分しか、テストの点数にはならないのです。 「白地図」に書き込むときには、何も見ないで、自分が憶えていることだけを書き込んでいきます。少なくとも一度は覚え込んだことならば、何か書き忘れていることがあることに気づけるはずです。あるいはこの白地図にはいくつの事項を書き込むかと言うことだけは隅っこにでも記録しておくと良いでしょう。どうしても思い出せなければもう一度良く復習してみましょう。このようにして作られた白地図は定期テストの時だけではなく、いずれ受験前には、試験前に憶えるべきデータベースとして最も信頼ができ、最も憶えやすい教材に育ち上がっています。 近年、憶えている知識を試すと言うよりは、グラフや表の読み取りを試すものが増えています。知識はその読み取った内容の正否を確かめるために利用します。覚えていなくても正確に読み取れれば正解できる問題もあります。

①世界地理編

i 地球のすがた

緯度0度のの線:赤道(世界地図の中に赤道を書き込めるようにする)
南北に90度、北緯90度が北極、南緯90度が南極
経度0度のの線:本初子午線(ロンドンの旧グリニッジ天文台を通る経線)
(世界地図の中に本初子午線を書き込めるようにする)
日付変更線:東経180度と西経180度の経線(子午線)に致し、ほぼそれに沿っているが陸上は避けている。
時差:経度15度で1時間の時差、東が速く西が遅い。
日本(東経135度)と西経120度の地域との時差は
必ず経度0度を基準に何時間速い、遅いで考えていく
地球儀:地球上の距離。面積・方位・方角の全てを正しく表した模型
地図図法:モルワイデ図法・グード図法・正距方位図法の特長
六大陸・三大洋(世界地図上で分かるようにする)
陸地:海洋=3:7

ii 世界の国々

国家の3要素:領土・国民・主権(政府),現在は約190か国の独立国
世界の地域区分(6つの州)
州がいくつかの地域に区分
アジア州(中央・西・南・東・東南アジアなど)
世界一面積が大きい国:ロシア連邦
世界一面積が小さい国:バチカン市国
人口が多い国:中華人民共和国(約13億人),インド(約12億人)
内陸国と島国

iii 世界の地形と気候

環太平洋造山帯とアルプス・ヒマラヤ造山帯
世界の気候帯:それそれの気候帯の雨温図の特徴をつかむ、
世界地図で南北に赤道中心に以下のように広がっている
熱帯:一年中気温が高い(折れ線グラフか上の方であまり上下しない)
乾燥帯:降水量が極端に少ない(棒グラフが殆ど0に近い)
温帯:気温も降水量も極端ではない
温暖湿潤気候:夏には高温多湿(日本の殆どの地域)
地中海性気候:夏には高温乾燥 (地中海の沿岸部、南欧と北アフリカ)
西岸海洋性気候:年中温暖(西欧:偏西風と北大西洋海流の影響)
冷帯(亜寒帯):短い夏と長い冬(タイガ:針葉樹林帯)
寒帯:1年じゅう低温、夏にこけが生える程度

iv 人々の生活・文化

気候風土に合わせた伝統的な生活
暑い地域
寒い地域(イヌイット:カナダの先住民、イグルー:氷の家)
乾燥地域(ベドウィン:アラビア半島の遊牧民)
高地(インディオ:アンデスに住む先住民、ポンチョ:家畜の毛の衣類)
低地(ポルダー:国土の4分の1を占めるオランダの干拓地)
世界の衣類:素材による分類(綿・麻・絹・家畜の毛・毛皮)
チマ・トョゴリ(朝鮮) サリー(インドのイスラム教徒の女性の衣服)
世界の食生活:主食による分類(小麦・米・とうもろこし・いも類)
世界の住居:材料による分類(土・石・木・草・毛皮)
世界の宗教:世界三大宗教
キリスト教:イエス・カトリック・プロテスタントなど
イスラム教:マホメット・コーラン・ラマダンなど
仏教:シャカ・
世界地図上で宗教の分布を頭に入れておく

v 各国ごとの地理:主な国く位置を白地図上で分かるようにしておく(大前提)

自然環境:地図の上で頭に入れる
地形:山地(山脈)・河川・高原・草原・砂漠・湖・半島・島・湾など
気候:国・地域による気候の特色(雨温図により把握する)
産業:白地図に書き入れられるようにする
農林業:土壌・気候・地形などとともに理解する
鉱工業:鉱山資源の産地や河川など自然環境とも関連づけて理解する
生産物の国別割合などグラフを使って理解する。
グラフの読み取りには、生産国の中で珍しい国を中心に憶える。
アメリカ合衆国・ロシア・中国・オーストラリア・カナダ・インドなどの

大国はほとんどの産物で5位までに入っているのでその他の国で覚でえた方が良い。

(例)小麦:フランス ,銅:チリ
都市:正確な位置(~半島の北部など)と何で有名なのかを理解しながら
貿易:主にそれぞれの国の輸出品目の割合に注目(その特色を掴む)、
工業化が進む前とそれ以後の違いなどにも注目
円グラフや帯グラフで示される、教科書・資料集に掲載
歴史・文化(その国に独特な文化や歴史、日本との関係など)
注意すべき事項
一人っ子政策、経済特区、BRICs(ブリックス)、NIES(ニーズ)
プランテーション、モノカルチャー経済、ASEAN(アセアン)、
サヘル、アパルトヘイト、オアシス、OPEC(オペック)、レアメタル
混合農業、酪農、EC、EU、EURO(ユーロ)、ヒスパニック、
適地適作、サンベルト、シリコンバレー、多国籍企業、貿易摩擦
インディオ、白豪主義、アボリジニー、マオリ

②日本地理編

i  日本の国土

位置:およそ北緯20度~46度、東経122度~154度、極東の地
領域:領土・領海・領空(領土と領海の上空・大気圏内)
領海:海岸線から12海里内
排他的経済水域:海岸線から200海里内
日本列島:北海道・本州・九州・四国の大きい島と小さな島々(3000㎞)
最東端:南鳥島(東京都)、    最西端:与那国島(沖縄県)
最南端:沖ノ鳥島、(東京都)、 最北端:択捉島(北海道)
北方領土:現在ロシア連邦に占領されている
国後島、歯舞諸島、色丹島、択捉島
竹島(島根県):大韓民国との領有問題がある
尖閣諸島(沖縄県):中華人民共和国との領有問題
国土面積:38万㎢
標準時:東経135度(兵庫県明石市)を通る子午線が標準時子午線

ii 都道府県と日本の地方区分

都道府県:1都2府43県(47都道府県):白地図上位置を確認(基礎)
都道府県庁所在都市(都道府県名と都市名が違うものに注意)
愛媛県:松山、香川県:高松、島根県:松江に特に注意
面積の大きい都道府県:1位北海道、2位岩手県、3位福島県
面積の小さい都道府県:1位香川県、2位大阪府、3位東京都
人口が多い都道府県:1位東京都、2位神奈川県、3位大阪府
人口が少ない都道府県:1位鳥取県、2位島根県、3位高知県
地方区分
東日本と西日本(フォッサマグナにより区分)
7地方区分:北海道,東北,関東,中部,近畿,四国・中国,九州
気候区分(気候区の詳細は次章)
北海道、日本海側、太平洋側、中央高地、瀬戸内、南西諸島
地形による区分
中部地方:北陸・中央高地・東海,中国地方:山陰・山陽
歴史的な区分
五畿七道(機内5カ国と7つの道、東海道・山陽道はその名残)
江戸時代までの国の区分
甲信越地方(甲斐:山梨県、信濃:長野県、越後:新潟県)など

iii 日本の地形と気候

日本列島の陸地の4分3が山地か丘陵
日本アルプス(北:飛騨山脈、中央:木曽山脈、南:赤石山脈)
河川:距離が短く流れが急
平地:海に面した平地と内陸の盆地
扇状地:山地から平地となるところ、扇形の緩やかな傾斜地
水はけが良く、果樹園などに利用される。
三角州:川が海や湖に出る河口付近にできる三角形の平地
水持ちが良く、水田に利用される。
海岸:島が多いため国土面積の割には海岸線が長い
リアス式海岸:山地が海に沈んでできた入り江や湾の多い海岸
三陸海岸、志摩半島、若狭湾(地図の上で確認)
砂浜海岸:砂丘が発達している海岸もある
鳥取砂丘
日本近海
日本海溝(世界有数の深さ)、大陸棚(水深200m程の浅い海)
海流:日本海流(黒潮)、対馬海流=暖流  (南方から北上してくる海流)
千島海流(親潮)、リマン海流=寒流(北方から南下してくる海流)
日本の気候:四季の変化がはっきりとしている。
季節風(モンスーン):夏の南東風(太平洋から)・冬の北西風(大陸から)
梅雨:6月~7月にかけての長雨の時期
台風:南の海で発生する強い熱帯低気圧、強風・大雨をもたらす
気候区分(雨温図での見分け方をマスターする)
北海道気候区:一年中気温が低い(折れ線グラフが他に比べ低)
日本海側気候区:冬の降水量(雪)が多い
(左端1月と右端12月の棒グラフが高い)
太平洋側気候区:夏は多湿(雨が多く)、冬は乾燥する(最後に判断する)
中央高地気候区:夏と冬、昼と夜の気温差が大きい
(月の平均気温が0度以下の月があり、降水量が少ない)
瀬戸内気候区:年間を通じて降水量が少ない
(月の平均気温が0度以下の月がなく、降水量が少ない)
南西諸島気候区:一年じゅう気温が高く雨が多い。(折れ線グラフが高い)
災害の種類
地震・津波・火山噴火(溶岩流・火砕流・降灰)
冷害(やませなどによる夏の低温)
干害・洪水・高潮(台風の接近による海面の上昇)
対策:地方自治体によるハザードマップ(防災地図)の作成など

iv 日本の人口・資源・産業

世界と日本の人口
世界の人口:約70億人
発展途上国の人口爆発
先進国の少子高齢化
世界の地域別人口増加よようす、アジアアフリカが大量に増加
日本の人口:約1億3000万人、世界第10位
日本の人口構成
三大都市圏(東京・大阪・名古屋)と地方中枢都市に人口集中
人口ピラミッド(現在の日本は、つぼ形)
富士山形(1930年代)→つりがね型(1960年代)→つぼ型(2010年代)
過密と過疎
過密:人口が集中し過ぎることによる交通渋滞・大気汚染など
過疎:山間部など人口減少による交通機関・公共施設閉鎖などに
よる社会生活の困難
日本の資源
鉱産資源:大部分を輸入に依存
電力:以下の他、太陽光、風力、地熱、波力などの自然エネルギー
水力発電:ダム建設に伴う自然破壊の問題
火力発電:石油など鉱産資源の枯渇、温室効果ガスの排出の問題
原子力発電:放射性廃棄物の処分、安全性への危惧
世界の主な国の発電量の内訳
フランスは原子力発電、ブラジルは水力発電の割合が大きい。
日本の産業
農業:小規模、生産費が高いため農産物の価格が高い
食糧自給率の低下、農産物の貿易自由化が進む中で食の安全性の問題
林業:担い手の高齢化

以下は統計が多いので、htmlファイルで示します。

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