愛和塾には飛田給・西調布・武蔵野台・白糸台周辺の小中学生が通っています。主に都立高校志望の非通塾者に向けて勉強法を記述しました。

数学

1  基本的な問題がほとんどなので、なるべく失点しないように慎重に対処してください。

特に問1から問6くらいまでは、正負の数の計算・文字式・一次方程式・連立方程式・二次方程式 ・平方根の計算など基本中の基本の問題なので、一問も落とせません
問7では、「確率」または「資料の利用」のどちらかが出題されています。
問8では、図形問題で角度を問うものが多く出題されています。円が描かれていたら 「円周角・中心角」を使うことを考えるべきです。
問9作図の問題が、必ず出題されています。2点間の距離が等しい点の集合(つまり直線)は2点を結んだ線分の垂直二等分線、2直線からの距離が等しい点の集合(つまり直線)は2直線によってできた角の二等分線です。二つのうちのどちらかを使って作図します。
問7以降はやや難しい問題も含まれますが、ここではなるべく失点をしないようにしたいものです。(せいぜい1問くらいに抑えないと苦しくなります)

2 「規則性に関する問題」が多く出題されています。文字通り数の並び方・増え方などに規則性を解き明かす問題です。

問1では、手間暇をかけて(時間をかけて)一つずつ書いていくことでできることが多いのですが、問2は、規則性が分からないと説明が付かないという問題です。説明の仕方にも、図形の証明問題のように、事前に定義をしておいてから順次、論理的に説明する必要があります。コツが分かってくれば、むしろ問2の方が対処しやすかったり、問2を解くことで、問1も解けるという場合もあるかと思います。
一般的には問2はやや難問といえるでしょう。(失点しても仕方がない問題)

3 「関数」の問題(yはxの2乗に比例する)の出題が多々見られます。

問1では、x座標が負から正の数(0を通過する)の範囲の時のyの範囲を問う問題が高頻度で出題されています。比例定数がマイナス(下に開いた放物線)ならば最大値が0、プラス(上に開いた放物線)ならば最小値が0で、一方の最小値または最大値はxの範囲の絶対値の大きい方をxに代入したyの値になります。
問2①では、何らかの条件を与えられた関数のグラフ(放物線)上の点Pとその他の点Aをを結んだ直線APの式を求めさせる問題などが多く出題されています。これは、2点を通る直線の式なので簡単に求められるはず。(ここまでの二問での失点は痛い)
問2②では、ある条件の与えられている点Qと何らかの条件を与えられた関数のグラフ(放物線)上を動く点Pと定点A、Bそして原点Oとでできる三角形の面積比が、例えば3:2となる場合の点Pの座標を求める問題などが出題されます。これは多少難問に入ると思われます。点Pのx座標をpとすると、y座標をpを使って表します。(これは、点Pは関数のグラフ上の点なのだから、その関数のxにpを代入したものをyとすればよい。)その上で三角形の各辺の長さをpをそのまま使って表すのですが、左右の長さ(x座標の差)は右にある点の座標値から左にある点の座標値を引くことで求められます。上下の長さ(y 座標の差)は上にある点の座標値から下にある点の座標値を引くことで求められます。点P(p,3p2 )、点A(-5,3p2 )で線分APは、点Pが右にあれば、p-(-5)、点Aが右にあれば、(-5)-pで求められる。その上で面積比が3:2をつかって方程式をたて、それを解くことで求めることができます。

4 円Oの円周上の4点を結んだ四角形ABCDとか平行四辺形ABCDをもとに何らかの条件を与えられた他の2点E,Fと先にあげた4点とを結ぶなどしてできた三角形(多角形)に関する問題がよく見られます。

問1では、多角形の任意の角をa度としたときに、ある角の大きさをaを用いて表す問題。(角度を求める問題では、外角を用いると簡単に求めることができる場合が多い。)また、条件の中に平行や垂直、等しい2辺などがある場合には、これらを必ず用いて考えることになることを忘れてはなりません。どちらにしてもそんなに難しい問題ではありません。ここではガッチリと点数を稼ぐことが肝心です。
問2①.新たな条件を与えられたことによってできた2つの三角形の合同又は相似を証明する問題がよく出題されます。大前提となる仮定と新たに付け加わった条件とをよく吟味することで、合同(又は相似)条件が当てはまるはずです。(直角三角形の合同条件は忘れがちなので注意すること。)ここでも失点は許されません。
問2②.具体的な数値が与えられた上で、一見求められそうもない三角形の面積を求める問題や2つの三角形の面積の比を求める問題などがよく出題されます。かなりの確率で①で証明したことがらを利用する問題になっています。もし、自分で証明ができなかった場合であっても利用することはできます。なかなか難しい場合も多いので、他の確実に正解して点数を稼がねばいけない問題の見直しなどに時間を掛けた方がよい場合もあります。

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